住宅ローンが何故ここまで優遇されるか
少し前に住宅ローンの常識について書いてみました。こういう記事はアクセス数が少ないのですが、意外と多かったので続きを書いてみます。
今回は、私なりに何故ここまで住宅ローンが優遇されているのかについて書いてみます。
この記事は、私の考えで書いております。住宅ローンの常識は、絶対に正しいと思っていますが、この記事はかなりの部分推測が含んでおります。
住宅ローンの優遇
住宅ローンには、下記の優遇されている部分があります。
金利が異常に安い
今回、私は金利0.35%という異常なまでに安い金利で住宅ローンを借りております。リボ払いの金利は大抵の場合は10%を超えております。それと比べると異常なまでの安さといえると思います。
住宅ローン減税がある
上記に合わせて、さらに住宅ローン減税もあります。つまり、金利0.35%に年間1%の住宅ローン減税があるわけです。つまり、-0.65%の金利でお金を借りていることになるわけです。マイナスの金利でお金を借りることが個人でできるのって世界を見渡してもなかなかないと思われます。
住宅ローン減税VS住宅ローンの合計の諸経費
私は現在3000万円の住宅ローンを借りています。つまり、住宅ローン減税で受けれるメリットが10年間で260万円以上ありそうです。(徐々に借りている金額が減っていきますので、260万円になっています。正確にはもう少しあると思います。)それに比べて住宅ローンの初期費用は、2%の税抜手数料と印紙代2万円で668000円、35年間の金利が188万円になります。合計すれば255万円ですので、35年間借りても住宅ローン減税で受けれるメリットのほうが上回ってしまうのです。そして、もし10年後に即全額返済をすることができるのであれば(正確に考えれば9年3月後)金利はたった80万円で済みます。つまり、住宅ローンの合計の諸経費は150万円も行かないわけです。つまり、100万円以上も住宅ローンを借りると利益が上げられてしまうという異常な事態が発生しているわけです。
これが、異常事態と理解できない人はいないと思います。
何故住宅ローンがここまで優遇されるのか
まず、一つが国策があります。住宅ローンを借りるには基本的には、サラリーマンでなければなりません。サラリーマンは国にとって非常に楽な存在です。何故なら税金をしっかり払ってくれますし、厚生年金などもしっかり払ってくれます。厚生年金も自分が払った分だけ見ればお得な制度なのですが、企業分が払っているところまで見るととてもお得な制度といえません。定年後40年以上生きないと元が取れない制度です。つまり、優秀な人物をサラリーマンのままにしておきたいのだと思います。ここで、優秀な人物としたのは住宅ローンを借りるにはある程度の年収が必要です。それだけの年収が稼げる人たちをサラリーマンに括り付けて最後までお金を払ってもらいたいから住宅ローンがここまで優遇されているのではないかと思っています。
ここが、私の推測です。
国は副業を推進するがフリーランスは推奨していない
実際に、国は副業を推進はしていますが、フリーランスは推奨しておりません。つまり、サラリーマンでいて欲しいのです。そして、サラリーマンの厚生年金を率をどんどん上げてどんどん徴収していっているのが現実なのではないかと思います。フリーランスなどになれば税金をすべて追うことはなかなかできません。節税することもできます。税金を追うにしても、それには色々とコストがかかります。現実に国がマイナンバーとかを推奨しているのはお金の流れを把握したいからですが、現在それが出来ているとはまともに言えない状態です。
とにかくサラリーマンで簡単に税金が徴収できる状態にしておきたいのです。
サラリーマンで住宅ローンを借りていない状態
つまり、私はサラリーマンで住宅ローンを借りていない状態というのが搾取され続けている状態だと思っています。そして、過去私は常に住宅ローンを組んでいました。それでいい住宅に住めてすべて買った時より高い値段で売却できて税金もまともに払わないでこれたというのが現状です。所得税はほとんど払ったことがないのではないかと思います。(15年前は、そこまで税金・社会保険の負担感はそこまでありませんでしたが、今は高すぎですね。)せっかくサラリーマンになっているわけですから、住宅ローンを組んでその恩恵を受けたほうがいいのは間違いありません。
ただし、条件がありますが、それに関してはまた次の記事とします。
住宅ローンを組んだほうがいいのは間違いありません。しかしながら、それには条件があります。このあたりも国の闇が感じられますね。
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