多くの人がマイクロ法人を作ったほうがいいわけ

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多くの人がマイクロ法人を作ったほうがいいわけ

私たちは、マイクロ法人を作っています。今回は作ったほうがいい人たちが多いと思われるのでその点について説明していきたいと思います。

もちろん、私たち2人もマイクロ法人を作ったほうがいい人たちに入ると思って作っております。



マイクロ法人にかかる費用

マイクロ法人にかかる年間費用ですが、1人27.5万円(厚生年金+健康保険料)+13万(会社運営費用)になります。この計算から見て分かるのは、夫婦など2人でセミリタイアを行う場合の方が会社運営費用が2人で分けられることからメリットが大きいといえますね。

夫婦2人だと、マイクロ法人にかかる費用は68万円ぐらい、1人だと40万円ぐらいになります。自営業者で国民年金および健康保険を払うことになると夫婦2人だと42万円、1人だと22万円ですので、その差は夫婦2人だと26万円ぐらい(一人当たり13万円)、1人だと18万円の差になります。

これだけ見ればマイクロ法人を作ったほうが費用が上がるじゃないて思う人も多いかもしれませんが、マイクロ法人を作ったほうがいいメリットが存在します。

住民税が下がる可能性がある

セミリタイアをしている人は投資で稼いでいる人も多くいるでしょう。自営業者になると住民税に関しては確定申告をしても申告不要にせざるえません。健康保険料などが上がってしまうので。ただ、マイクロ法人を作っていればそんな必要はありません。そうなると住民税の基礎控除43万円と社会保険料13万円分が税金から返ってくることになります。私のように保険の控除もあればその分も返ってきます。また、将来医療控除などもあれば返ってくることになります。つまり、大体年間60万円分の税金控除がなされます。これが株の利益であれば3万円分に相当します。その代わりに均等割を払う必要が出てくるかもしれませんが、それを差し引いても1人あたり25000円はプラスといえるでしょう。

そうなれば、先ほど夫婦で26万円の差があった人は21万円になり、1人の場合は18万円の差が15.5万円になることになります。

厚生年金がもらえる

次のメリットが厚生年金がもらえることです。厚生年金は、1年間最低の保険料を払い続けることで将来年間5000円もらえる金額が増えてきます。厚生年金は65歳からもらえるので、男性の平均寿命が82歳、女性の平均寿命が88歳と言われますので男性は17年、女性は23年もらえることになります。つまり、男性は85000円、女性は115000円もらえることになるのです。

これを考えると夫婦2人の場合は21万円の差が1万円にまでつまります。1人の場合は性別によりますが、男性の場合は7万円、女性の場合は4万円にまでつまります。つまり、将来もらえる厚生年金までくるとほとんど差がないことになります。

加給年金がもらえる

今回、私たちはマイクロ法人を作った理由の一つですが、加給年金がもらえることもありました。私は、仕事を辞めた時点では厚生年金の支払い期間が17年程度でした。加給年金をもらえる条件が20年なのです。この加給年金は、夫婦であるときにどちらかのほうが年上の場合に役立ちます。私たち夫婦は5年の差がありますので、この5年間加給年金をもらうことができます。これが1年間22万円ですので5年で110万円になります。

夫婦で年齢差がある人ほどこの加給年金の価値が高いといえるでしょう。私は、2023年3月ぐらいまで入ればこの20年の条件を満たすことになりそうです。

そしてセミリタイア1年目に関しては健康保険料を大きく下げることもできる

そして、セミリタイア1年目に関しては健康保険料を大きく下げることが可能になります。従って、会社を辞めたと同時に法人を作るのが一番メリットが大きいといえます。

1年目こそ最大のメリットがあるわけですから。

他にもメリットは多々あります

ここまでのメリットだけでも十分にありすぎますが、それ以外にもメリットは多くあります。FXなど株以外の投資に手を出すことも可能になります。そして、セミリタイアですので少しぐらいお金を稼いでも社会保険料に影響はありません。月10万円ぐらい稼ぐのであればまったくもって社会保険料は上がりません。

また、副業で何かバイトなどをしてもしっかり厚生年金を別で払っているのでこの副業分の収入は社会保険料に影響がないのです。夫婦2人の場合はもし子供ができたらその分の扶養控除に関しても税金面でプラスを受けることができます。このようにメリットが多くあるので実質的には多くの人がマイクロ法人を作ったほうがいい可能性が高いといえるでしょう。

夫婦2人でのセミリタイア生活。株での稼ぎがある人。セミリタイアなので少しは仕事をしたい人。女性。このあたりはマイクロ法人を作るのがお勧めになりますね。それにしても、年金は平均寿命から見れば女性のほうが多くもらえるのに同じ保険料て少しおかしいですよね。。

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