カルロス・ゴーンの逃亡劇
今日は、日産の元社長であるカルロス・ゴーンの逃亡劇について考えてみたいと思います。
カルロス・ゴーンはある意味大きな勝負に勝ったといえるでしょう。さすが、実行力がある人物だなとは思います。
12月29日に日本出国
日本を出国したのは12月29日と言われております。ある意味、日本でもっとも空港が混む日であったのは間違いないでしょう。
そして、ここでよく弁護士がパスポートを預かっているはずとかの問題がありますが、そんなのは大した問題ではありません。だって、出国審査など受けていないのですから。パスポートなんかあってもなくても日本を出ることは出来たでしょう。
問題は、この出国を許してしまったところにあるかと思います。ただ、これを入国管理局が無能の一言で済ますのは違うかなと思います。12月29日はもっとも忙しい日です。さすがにプライベートジェット機の荷物のチェックがなかったのが一番の理由なのかもしれませんが、日本のように新しいことを取り入れるのになんでも反発するような国だとこのようなことが起きても仕方がないのかなとは思います。
米国が作った憲法さえ変えることができない国ですから・・・
弁護士に問題はあるのか
ネット上では、弁護士に問題があるような発言が多くありますが、少なくとも現在の情報を見る限り弁護士の責任は皆無だと思います。
その前に、弁護士の存在意義さえ無視するような発言が多くあります。これは、テレビでも多くの人がしているようです。一度、三権分立や司法の在り方の勉強を一度したほうがよいでしょう。弁護士は、どんな悪人でも必ず必要な存在なのです。過去に人間は多くの冤罪で人を殺してきたのですから。これがなければ、日本で冤罪だらけの国になってしまいます。この弁護士は自分の仕事を行っていただけでしょう。
そして、海外へ出国してしまったことの要因は弁護士にはまったくもってありません。それは、上記にも書いてあった通りパスポートなどあってもなくても一緒だからです。
外国へ入国したところで正しい手続きでできたという話もありますが、外国へいってしまったら日本では手出しすることはできません。パスポートがあってもなくても同じ結果になっていたことでしょう。
三権分立の基本から分かっていない人が多すぎですね。弁護士には何一つ責任はありません。これからも多くの仕事がこの弁護士にはいくことになるでしょう。
日本の司法の問題点
今回の、カルロス・ゴーンの司法のやり方は、私は異常なやり方だと思っています。そして、世論も異常です。まず、推定無罪で考えるべきなのに、明らかに有罪前提で話が進んでいます。今回、カルロス・ゴーンが捕まっていますが、彼が捕まるのであれば西川も捕まるべきでしょう。同じことをやっているわけですから。司法取引だからといってカルロス・ゴーンが捕まって西川がのうのうと社長をやっていることはかなりの異常事態と言わざるえません。(西川もクビになりましたが、当然です。彼は正義ではありません。ある意味カルロス・ゴーン以上の悪人です。)
日本の司法の異常性がこの逃亡劇を呼んだといえるでしょう。
カルロス・ゴーンは逃げたわけではない
カルロス・ゴーンは逃げたわけではありません。これから、彼は自分の正義について日本と戦うことになります。そして、それを世界に問うことになるでしょう。日本の司法は、彼から見れば有罪と決めてかかっているので勝負する価値がある相手ではありません。勝負する相手は、世界に問うことです。そして、それが認められればまたどこかの企業の社長になることもあるかもしれません。
日本人が、有罪といっても世界の人々がNOといえば、何の意味もありません。彼は、また日本人ではありません。世界標準に合わせて司法になるべきであるのは間違いありません。
私は、個人的にはカルロス・ゴーンの方が味方に付く人が多いのではないかと思っています。
まとめ
今回のカルロス・ゴーンの逃亡劇は彼の実行力をまさに見せ付けられました。確かに、勝負をするのなら日本ではなく海外でするべきでしょう。ただし、逃亡をする間にトルコでも問題になったりしているようです。
とりあえず、来週にも会見を行うようですので、それは間違いなく注目といえるでしょう。
どのような話をするか楽しみです。
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