本当に皆、70歳まで働くのだろうか
現在、年金問題が大きくなっていますが、政府は70歳まで働くことを前提に色々なことを考えております。しかしながら、私の周りを見ている限りとても70歳まで皆が働けるとは思えません。そのことについて考えていきたいと思います。
70歳から年金となれば自然と70歳まで働かなければいけなくなるでしょう
私の父親の場合
私の父親は、62歳で引退しました。最終的には起業をしていたのですが、仕事が上手くいかずに辞めてしまいました。上手くいかないといっても何か借金をしていたわけではなく仕事がなくなって辞めただけですので、何の問題もなかったといえます。その当時から年金が月40万円以上あったりするので生活には何一つ困っていたわけではないと思います。しかしながら、今まで仕事が上手くいってたのが上手くいかなくなって精神的におかしくなってしまったようです。その後は、とても仕事ができるような感じはありませんでした。
60歳ぐらいから厳しくなっていたともいえるのかもしれません。ついでに、この仕事がなかったというのがリーマンショックの時になります。やはりあの時代は異常事態だったのかもしれませんね。
叔父の場合
叔父は、建築業を営んでいました。そして、70歳近いときまで仕事を続けておりました。そこまで仕事があるんだと皆から言われていました。しかしながら、仕事は週3のみでした。建築業に関しては、現在本当に人が足りません。それが理由で仕事は非常に多かったといえそうです。でも、その叔父でさえ70歳の時には週3でしか仕事がなかったのです。
ついでに、現在も叔父は仕事をしております。それは勤め人ではなく、古い家を買ってリノベーションをして売っているのです。従弟(つまり、その叔父の息子)がメインでやっているのですが、叔父もそれの手伝いをしているようです。
70歳まで仕事をばりばりにするのは、極少数なのでは
70歳まで仕事をばりばりにするのは、極少数だと思われます。私の周りで現時点で70歳まで仕事をばりばりにやっているサラリーマンはいません。それどころか60歳以上でもほとんどサラリーマンをしている人は知りません。もし、やっている人はほぼ確実に自営業者になります。自営業者で60歳以上で仕事をしている人はけっこう見るかなと思います。
もし、60歳以上も仕事を続けるなら独立が前提のような気がします。
現在、サラリーマンの定年が65歳になっているが
現在、サラリーマンの定年が65歳になっているかと思いますが、私はほとんど意味がないのではと思っています。全体の何割の人に影響することなのでしょうか。基本的に大企業以外は厳しいでしょうし、何よりも正社員でない人には関係ない話です。その前に正社員制度がその時まであるような気もしません。そして、労働者側からみても、そこまで会社にしがみつきたいと思う人も多いとも思えません。それなのに、現在政府は年金を70歳以降にしようとしたりしております。そしたら、60歳から70歳までの10年間は、仕事がなくても暮らせるだけのお金が必要になってきます。今、それだけの貯蓄が出来ている人がどれだけいるのでしょうか。
確かに、日本はどんどんやばい状況になりつつあるのかなとは思います。
つまり、皆がセミリタイアの時代になるのでは
これを考えると、今の政府の状態だと、皆がセミリタイアをする必要があるのではないかと思ってきます。60歳から本来ならリタイアをしたいんだけど、セミリタイアをしなくてはならない人は多く出てきそうです。そして、これはほとんどの人がサラリーマンをそのまま続けるようなことはしないのではと思います。正社員でない人は元々そうですし。
60歳以上の人を低給料で重労働をしなくてはいけない時代になってしまうかもしれません。
そうならないためにも、自分自身で稼げる力を身につけなければいけない時代にきているような気がします。
そして、それが出来ない人は皆生活保護になるしかないのでしょうね。
サラリーマンを続けられる人は続けるor
セミリタイアで少しだけお金を稼ぎながら生活するor
貯蓄だけで生活するor
生活保護
ということになりそうですね。どれの割合が一番多くなるのでしょうか。
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