野党の最低時給1300円は無能な人には仕事をするなと言っている
立憲民主党の政権公約が出てきました。絶対に政権が取れない党の政権公約にどれだけの意味があるのかという問題もあるのですが、その中の最低時給1300円について触れたいと思います。こういう国民に対して見た目だけいい表現をするというのが今の野党の最大の問題点なのかもしれません。
5年後に時給1300円
これは、なんと全国でということらしいです。現在時給がもっとも高い東京で考えても現在の最低時給が985円です。毎年なんと7%の時給が上がるわけです。しかしながら、東京で考えればそこまで問題がない可能性が高いです。現在、最低時給で人を集めても人が集まれない状態になりつつあります。実際に、時給1300円になってもなんとか成り立つ可能性があるでしょう。
しかしながら、現在最低時給の鹿児島県の761円を5年で1300円に上げればどのようなことになるでしょうか。はっきりいって鹿児島の全産業が倒産してしまうぐらいの勢いがあります。
企業はすべて稼ぐために存在していることを忘れてはならない
公務員みたいなところであれば、時給1300円にしても仕事ができない人間が働いていても問題ありません。全国最低時給を1300円にするともっとも恩恵があるのは公務員関連の仕事でしょう。しかしながら、企業は稼ぐために存在しているのです。当然のことながら、利益が出ない状況になれば廃業をするのは当然です。現在の鹿児島にて時給1300円でしか人を雇えないのであれば、利益を上げることができません。ほとんどの企業が廃業の道を辿ることになるでしょう。
最低時給が上がるということは生産性も上げなければならない
最低時給が上がるということは生産性も上げていく必要があります。つまり、最低時給が1300円になるということは、1300円の生産性を発揮することができない人は仕事ができなくなるわけです。仕事ができないということは生活保護を受けろということなのでしょうか。この最低時給1300円にするということは、まさに弱者虐待の政策であるわけです。今最低時給で働いている人はこの政策によって自分の時給が1300円になるのではなく、自分の仕事がなくなるんだと思うべきでしょう。
最低時給で働いている仕事を奪うのがこの政策になります
韓国では最低時給を上げたことで失業率が増加
韓国では、最低時給を上げたことによって失業率が増加しています。まさに、この立憲民主党と同じく年間10%程度の最低時給を上げていった結果です。
立憲民主党は韓国の政策を真似たのでしょうか。。。
本来であれば最低時給などなくていいのだが・・・
本来であれば最低時給などなくていいのです。労働者が低い時給のところへ行かなければいいだけですので。しかしながら、労働者すべてが優秀なわけではありません。騙される人もいるでしょう。そういう意味で一定の最低時給という考え方は必要です。ただし、状況によっては時給400円でもいいからしたい仕事というのも存在します。時給400円にしても多くの人が集まってくる仕事であれば、それはそれで認めてもいいはずです。
現在の時給を毎年3%ずつ上げているのも地方では限界になりつつあるのでは
東京の時給を毎年3%上げていくのは当分の間は問題ないと思います。しかしながら、地方の時給をこの後も3%ずつ上げていくのはもうそろそろ限界が来ているように思えます。企業が引き上げてしまう可能性もありそうです。ただ、現在は失業率も低い状態ですので、3%ずつ毎年上げていくぐらいであれば、政府の政策としてやっていくのも一つの手かなとは思いますが、どこかで地方が大きなダメージを食らう政策になってもおかしくないかなとは思います。
最低時給は一度上げたらなかなか下げることが出来ません。また、下げても効果がありません。ゆっくり上げていくべきものでしょう。
コメント
最低時給を上げれば、貧乏人が喜んで投票してくれると思っているその考えが私も嫌いです。