株主優待やポイントで払うお客は、お店にとって邪魔なのか?
つい最近、ある記事にてポイントはあるけど、そのお店のために現金でお金を払っているとかいう記事がありました。今回は、株主優待やポイントで支払いをするお客はお店にとってどういう存在なのかについて考えてみたいと思います。
そして、その理由も考えていきます
現金で払うのとほぼ同等の扱い、いやそれ以上の存在といえる
結論は、現金で払うのとほぼ同等の扱い、いやそれ以上の存在といえるが正しい結論になります。
まず、少し前に貸借対照表の話をしましたが、当然のことながら企業にもこの貸借対照表は存在します。それどころか企業にとってもっとも重要なのはこの貸借対照表です。いくら手元に現金があっても借金が同じ金額あれば意味がありません。
そして、株主優待やポイントはこの貸借対照表の負債の方に乗ることになります。将来的に使われるものですので、当然といえるでしょう。従って、お店で株主優待やポイントを使われるのはこの負債が減ることになるのです。つまり、現金で1000円払うのは資産が1000円増えて純資産が1000円増える、株主優待やポイントで1000円払うのは負債が1000円減って純資産が1000円増えるとまったく同じことなのです。
それプラス当然のことですが、株主優待はよくも悪くもその会社の株主でもあります。ポイントの方は当然ですが、そのポイントを得るためにそのお店の売上に前から貢献している可能性があります。
従って、純資産が同じだけ増えるのに、株主優待やポイントはさらなる理由があるので同等の扱いかそれ以上の存在ということになります。
従って、株主優待やポイントは堂々と使うべきものといえますね。
飛行機も同じ
私は、明日から沖縄に行きますが、今回の飛行機代はANAマイルからスカイコインに変えて1円もお金はかかりません。でも、これも現金で払うのと同じことなのです。現在ANAの貸借対照表にはANAマイルやスカイコインの部分は負債に乗っています。今回、私がそれを使うことによってANAの負債が減るのです。
ANAを応援するからマイルよりも現金でと言っている人はどれだけ検討違うのことを言っているのかを認識したほうがいいかもしれませんね。
企業が現金を欲していると思うのがもう間違いといえるでしょう。
銀行がお金を貸すのは貸借対照表次第
銀行がお金を貸す時は、現在の現金の金額などまったくもってみません。銀行は基本この貸借対照表を見ていきます。これは、本来個人も同じなのです。個人でも今持っている現金や株式なのが重要なのではありません。家や車や小さいものまでの資産すべてとローンを含めた借金すべてが重要な要素になります。
自分自身の貸借対照表を意識するのはある意味当然のことといえますね。
結論:堂々と株主優待とポイントを使おう
逆にもしそれを粗略に扱う店員がいるのであれば、本部にクレームをしたほうがいいぐらいですね。根本的に考え方が間違っていますし、社員教育が必要になります。ただ、私は今まで一度たりともそんなことは経験したことはありません。
私は、明日からの旅行はポイントでけっこうやりくりしてしまいます。飛行機代はすべてANAマイルから出ていきます。ホテル代も一部はポイントですし、無料宿泊も使っております。でも、何の問題どころか優遇されるまであると思いますね。
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