配当金クロス取引

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配当金クロス取引

よくブログでは優待クロス取引が話題になっていると思われます。今回は、優待クロスではなく配当金のクロスについて説明したいと思います。

配当金クロスの方が圧倒的な利益を上げることが可能になります。人によりますけどね。



優待クロスとは?

まずは、優待クロス取引とは何かですが、簡単にいえば権利取りの日に現物買いと信用売りを混ぜて行うことを指しています。信用売りにも二つあって制度信用売りと一般信用売りがありますが、制度信用売りだと逆日歩があるのでリスクが高いとされる場合もあります。ものによってはほとんど付かないこともあります。逆に一般信用だと逆日歩がつかないのですが、その変わりになかなか一般信用売りの在庫がないのでかなり前から取得する必要があることが多くあります。

個人的には、この取引は私はほとんど使っていません。簡単にいえば一回の利益があまりに小さいすぎるからです。優待で持つのは現状の株価がそこまで高くなく下がらないものを長めに持つことで優待取得を行うことはありますが、たかが数千円程度のものを頑張って取りにいこうとはなかなか思えないのが現状です。

でも、たまにやってますけどね。

配当金クロスとは?

配当金クロスとは、簡単にいえば優待と同じことを行うだけです。逆にいえば優待クロスをしている人は自然とこの配当金クロスを行っている場合があります。現物買いでは、当然ですが配当金は100%もらえます。(税金は抜いています)それに比べて制度信用売りを行うときは84.685%の配当しか取られません。つまり、逆日歩がなければ配当金15.315%をもらえることになるのです。これは、優待とは違い資産量によって大きな利益を上げることができます。

例えば、私は3月の月末でソフトバンク株を元に行いました。現物株1万株で制度信用売り1万株をしました。配当は43円でしたので43万円の配当金と36万5000円の配当調整金のマイナスで6万5000円プラスになりました。しかしながら、逆日歩が3円30銭かかりましたので33000円費用がかかっているので実質的なプラスは32000円となります。(それ以外にも信用売りの金利手数料二日分がかかっていますが、1000円未満の金額なのでここでは考慮から抜きます)

ここまでであれば、どの人にも利益がいくのですが、私のように仕事をしていないであれば株の譲渡益が配当の税金になることによって総合課税にすることが可能になります。これによって譲渡益の中の所得税分の15.315%が無税になります。つまり、ソフトバンクの実質的な利益は32000円+65000円の97000円となります。

ただし、譲渡益がもちろん出ることや住民税を申告不要にする必要があります。もし住民税の申告不要をしないのであれば住民税が5%から7.2%上がるので少し損をすることになりますね。

このようにけっこうな利益を上げることが可能になるのです。でも、残っている資金が必要といえば必要になります。後、制度信用ではなく一般信用でできればリスクは0になりますが、一般信用の配当調整金は100%になりますので利益は総合課税になる15%だけになりますね。

6月末の配当金クロスをしなかった理由

そして、6月末の配当金クロスをしなかった理由ですが、配当金クロスを行おうとしていた銘柄がどれも配当日より前の日から売り長だったのが要因です。ブリヂストンやキヤノンをしていたのですが、配当日より前の日から逆日歩がついている状態でした。このままいくと想定外の逆日歩もありえるかなと思ったのでここでは辞めておきました。

結果は、キヤノンは4.15円の逆日歩もブリヂストンは4.6円の逆日歩でした。キヤノンは45円の配当でブリヂストンは65円の配当でしたので、どちらもやめればプラスでしたね。高配当すぎると逆日歩がつきすぎるので花王あたりの1%ぐらいの配当が妥当なのかもしれません。

一般信用で出来ればいいが、なかなかそうはいかない

一般信用でしたいところなんですが、なかなかそうはいかないんですよね。大抵の場合が出来なくなっています。数日前にすると金額が大量なので金利も多く取られてしまいます。ただ、私的には徐々に節税はしていきたいとは思っているので今後も少しずつでも節税をしていくつもりです。

今年の節税は9月末の配当分までなのでそこまでもう少し頑張る予定です。

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