馬鹿がいないと経済は回らない
今回は、自粛なのにパチンコ屋に行っている人に対して非難がネット上ですごいものがあります。その非難も日本人らしいなとも思いますが、今回はこのような人たちが多くないと経済は回らないということについて考えてみます。
この頃、この馬鹿が減ったことが日本が不況のもっとも大きな要因だと思っています。
この自粛中にパチンコ屋にいく人たち
この自粛中にパチンコ屋に行く人たちを非難するのは、自粛警察の方々にまかせようと思います。(ただ、現地に行っている自粛警察の人たちはパチンコをしている人よりも下等な人間だとは思いますが。)
はっきりいってこの自粛中にパチンコ屋に行くのは経済的な話から見れば馬鹿としかいいようがありません。お店も出玉を絞っているでしょうし、他の時に行くよりも確実に損をすることでしょう。それでも、楽しいから行っているわけです。パチンコ屋に行くのは色々な人たちがいるでしょうが、1円パチンコであればお金もほとんどかからないし、長いこと時間も潰せるし現在は老人を中心に人気になっているような話を聞いたことがあります。パチンコに行って楽しいのであれば、確かに大したお金を使わないようですので、私はそこまで経済的な話から見ておかしいとは思いません。
ただし、この時期に行くのは間違いなく馬鹿といえるでしょう。
どこまで本気か分かりませんが、この時期に「お金が足りないから来た」とか言っている人は、本当に馬鹿としかいいようがありませんね。
リボ払い、分割払い
少し話の毛色は違いますが、クレジットカードのリボ払いや分割払いも否定的な人が多くいます。これも経済的な観点からいえば、この低金利時代にするのは間違いなくおかしいでしょう。でも、私はある意味時間を買っているのでそこまでこれに対しても否定的ではありません。経済的な観点以外で考える点もいくらでもあるかと思います。
経済的な観点以外にも時間を買うというのも一つの考え方でしょう。人生を豊かにするという点で、どちらがいいかは難しいところです。
銀行預金をするのが一番馬鹿な時代もあった
そして、銀行預金をするのが一番馬鹿な時代もありました。1989年のバブル以前ですね。毎年インフレが10%以上だったので金利が5%であっても銀行預金をすればするだけお金が減っていった時代でした。当然のことながら、銀行預金をしても無駄なので皆がどんどんお金が使ったので景気がよかったのは間違いありません。
みんながお金を使いすぎてバブルになったわけですから。
バブルの時は皆が馬鹿だったから景気がよかった
バブルの時は、皆が馬鹿だったので景気がよかった時代でした。借金はどんどんする。分割払いなんて当然。そういえば、ゴルフの会員権とかありえないぐらいの高額な値段で取引されてました。これでかなり大きな金額を損をした人も多いでしょう。でも、景気はよかったのでそれ以上の収入があったのがバブルの時代でした。皆がたくさん損をして、それが各自の収入になったという金周りのいい時代でした。
パチンコ屋に行く人とそれを非難する人。どちらが日本に必要な人か。
では、パチンコ屋に行く人とそれを非難する人はどちらが日本にとって必要な人でしょうか。それは、間違いなくパチンコ屋へ行く人たちなのです。パチンコ屋へいって収入をそこで使って、そしてパチンコ屋で勝って飲みに行く!これは、経済的な観点でいえば、間違いなく馬鹿なことになります。でも、現在の日本にはこのような人がまさに経済を回しているのです。このような人たちがいなくなれば、日本はさらに景気が悪くなり倒産も増えてダメになっていきます。
パチンコ屋は、極端ですが洋服などにも同じことがいえます。機能性だけを考えればユニクロやワークマンで十分すぎるでしょう。でも、洋服には10万円を出す人もいるのです。これも経済的な観点でいえば馬鹿なことです。でも、このような人たちがいなければ経済が回らないことも事実だと思います。
消費者が常に必要なものしか買わずに、そしてそれをもっとも安い値段でしか買わないのであれば、それがデフレを起こし、経済的死者を多く増やすことになります。
貯金は、経済にとっては悪でしかない
貯金は、経済にとって悪でしかありません。経済的に回らないお金がそれだけあるのですから。私自身も多くの貯金を持っています。それは、経済的には悪でしかありません。そして、セミリタイアやアーリーリタイアは間違いなく経済的には悪の存在です。このような人たちが増えれば、日本経済はどんどん悪くなっていくでしょう。つまり、私自身もこちら側の人間ということになります。
私は、現在もパチンコ屋へ行く人たちは非難する気にはなれません。このような人たちがいるからこそまだ日本経済は保っているのだと思っているからです。お金を稼いでそれを全部使い切る。そして足りない時は借金をする。このような人たちは、間違いなく日本にとって私より必要な人たちであることは間違いありません。自粛警察なんかするよりははるかに必要な人たちでしょう。
独立して、起業して飲食店を起こす人たちも素晴らしいです。貯蓄がそんなにないのが悪いと自粛警察の馬鹿な人たちは言うわけですが、逆にいえばそれだけ経済を回している人たちなのです。お金がなくて自殺するのも、それは自己責任で、自粛警察の人たちは片付けるのでしょう。
今回のコロナ騒動は、このように日本にとって必要な人たちが苦しんでいて、自粛警察ができるような人たちはまったく苦しんでいないというところが一番悲しいところですね。サラリーマンで経営のことを考えない人であれば、そりゃ自粛警察ができるでしょうね。
私は、仕事を辞めてしまって今は収入がそこまでないのですが、今後はある程度外食はしてお金をある程度落としていこうとは思います。ここで、重要なのは外食をすることです。寄付をするのではだめなんですよね。コロナで自粛することは、経済的死者を間違いなく増やすことだと思っていますので。
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