アーリーリタイアをするための貯蓄額
セミリタイアでも、どれぐらいの貯蓄があればセミリタイアできているかなどを下記で書いてきました。
セミリタイアは、それなりの貯蓄があればできるかと思いますが、アーリーリタイアは違います。こちらは、明確に貯蓄が必要になるかと思います。言い方変えれば死ぬまでの資産を考えていく必要があるでしょう。
セミリタイアと違って収入がないので、今ある貯蓄頼りになります。
45歳でアーリーリタイアしている方
この方は、45歳でアーリーリタイアを行っております。現在は、資産運用に関してはREITがメインでの運用を行っているようです。その他、ソーシャルレンティングや社債なども運用として行っているようです。社債は、外国の社債ですので、米ドルでの運用ともいえそうです。
REITも株式の一部だろうと思う人もいるかもしれませんが、株式運用は基本的には行っていない方になります。(理由はよくわかりませんが、オリックスのみ持っているようです。株主優待もよく配当金も多いので持つ理由は分かりますが、この株だけ持つ理由はいまいち分かりません。)
この方は、持ち家もあり(仕事を辞める前に1400万円程度で購入)そして資産は1億円程度あるようです。1億円程度でREITでの運用ですので年間数百万円近いお金が入ってくることになります。
この方は、金融系で勤めていらして年収も私と違ってかなり高そうな方です。こういう方だと確かにセミリタイアよりもアーリーリタイアを目指したくなります。
この人のように、年収1000万円の方が脱サラするのと私のように年収500万円が脱サラするのでは話が違いすぎます。年収1000万円であれば少しでも我慢して仕事を続けるのがいいでしょう。そして、45歳で早期退職があったようなので、脱サラしてアーリーリタイア生活をしているわけです。
つまり、40歳で年収1000万円稼げる会社に勤めている方であればこの人を目標にすることはできそうです。ブログ内容を見ていると今後お金の心配が起きることはほぼあり得ない人だと思います。
つまり、私のような年収500万円の人間は目指せる人ではありません。年収1000万あれば、この人が一つの道しるべかなと思います。
アーリーリタイアの貯蓄額
アーリーリタイアの貯蓄額ですが、上記の方のように45歳で1億円であればほぼ確実に可能であることは間違いありません。この方は金融知識も十分に持ち合わせている方ですが、45歳で1億円を貯めれるような方はほぼ確実に金融知識を持ち合わせております。実際に貯めていない方は足りないのではと思う人もいるかもしれませんが、実際に貯めた方であれば問題ない金額といえます。ここでは、これよりもう少し下の金額で考えてみます。計算には下記のサイトを使っております。
45歳で5000万円(夫婦で持ち家なし)
45歳で5000万円で夫婦で生活している方とします。ここではアーリーリタイアですのでどちらも働かない想定で考えます。
生活費(家賃と光熱費8万円、食費6万円、携帯+通信2万円、日用品1万円、税金と保険1万円、その他2万円)
で大体月20万円あれば生活できるのではないかと思います。税金と保険に関しては、国民年金は免除想定にしています。つまり年間240万円です。従って、金利なしで考えれば20年後の65歳時に貯蓄200万で持つことになります。そこからは年金生活という形になるわけです。年金は月13万円前後になりそうですのでこのまま月20万円を使えば67歳あたりで壁がきそうです。
ここで、もし金利1%で運用をできたとします。そうすれば73歳まで生きれます。金利2%なら82歳です。金利3%なら100歳以上です。
このように考えれば意外と45歳で5000万円の貯蓄であれば十分アーリーリタイアはできる金額といえそうです。
贅沢しない夫婦であれば45歳で5000万円というのが一つの基準なのかもしれません。
40歳で5000万円(夫婦持ち家なし)
これが、まさに私たちに相当するのかもしれません。持ち家に関してですが、私自身は持っているのですが、これは将来的に売却する想定ですので持ち家なしと考えます。
生活費も月20万円と考えます。こうなると61歳ぐらいで終了です。年金ももらえていませんので、八方塞がりです。生活保護の道しかないでしょう。
金利1%としても62歳です。金利2%としても67歳です。金利3%として76歳です。ここでは、インフレなどの想定をしていませんので、そのへんのリスクも考えれば意外と45歳で5000万円と40歳で5000万円には大きな壁がありそうです。
この金額は少し厳しいですね。40歳で5000万円は足らなそうです。
45歳で5000万円(独身で持ち家なし)
独身のほうがリタイアしやすいと思う方もいるのでこちらも考えてみます。
生活費(家賃と光熱費6万円、食費4万円、携帯+通信1万円、日用品5000円、税金と保険5000円、その他1万円)
月の生活費は13万円と計算します。年金は月7万円前後とします。
これであれば金利0であっても91歳まで生きれますので楽勝です。
5000万はありすぎですね。独身であればここまでいりません。
45歳で3000万円(独身で持ち家なし)
45歳で3000万円貯めるのはそこまで難しくない気がします。20年間年間150万円貯めればいいだけです。ボーナスをすべて貯めればOKという人もいそうです。これだと、多くの人ができそうなレベルですかね。
これだと、金利0%でも64歳まで生きられます。金利1%であれば66歳まで生きられます。金利2%であれば70歳まで生きられます。金利3%であれば76歳まで生きられます。
独身者のつらいところは、年金が少ないところが上げられるかと思います。夫婦でいれば、年金は倍になります。生活費は倍にはならないので、65歳までは意外といけそうなのですが、その後は少し厳しい面もあるかもしれません。
45歳3000万は、独身者で仕事が嫌であれば脱サラはするべきといえそうです。
40歳で3000万円(独身で持ち家なし)
40歳で3000万円も意外と貯めることができそうな人が多そうです。
こちらは、金利0%であれば59歳、金利1%であれば60歳、金利2%であれば62歳、金利3%であれば65歳。まあ、厳しいことになりそうです。
でも・・・もし現役時代だけでも(つまり65歳まで)月3万円働けば、金利0%で65歳、金利1%で69歳、金利2%で75歳、金利3%で86歳になるので一気に楽になるかもしれません。月3万円働くとか急にセミリタイア的な考えが入りましたが、仕事が嫌であれば十分に辞めてもいいだけの金額だと思います。
40歳3000万もあれば独身であれば楽勝でしょう。これ以外の要素として、責任は自分だけですから、気が楽という面もありそうです。
番外編(実家で独身)
今では、実家で独身でサラリーマンをする人も多いでしょう。実家だと生活費てどれぐらいかかるのでしょうか。究極で節約すれば月2万円でしょうか。年間24万円しかかかりません。親が何歳まで生きているか知りませんが、これができている限りだとお金はかかりません。年間24万円であれば40年でたかが1000万円です。その前に月2万しかかからないのであればネットでも簡単に稼げるきんがくです。実家でセミリタイアしましたとかアーリーリタイアしましたとか、そんなの出来て当然と思ってしまうわけです。なので、独身の人で実家に戻れる人であれば貯蓄などなくてもリタイアすることもできるかと思います。
リタイアは、独身者より夫婦力を合わせたほうがいいとは思いますが、実家に引き籠ることができるのは独身者です。このメリットは大きいかもしれませんね。
40歳であれば一人で3000万あればアーリーリタイア可能か
上記で考えていけば40歳で5000万は夫婦ではすこし厳しい感じがします。そうなると、やはり一人当たり3000万が一つの基準となりそうです。アーリーリタイアを目指すのであれば、独身者のがやはり楽な面はあります。ただし、これは一人で貯めた場合です。
もし、パワーカップルが結婚して二人でお金を貯めに入ったらそれは一気にアーリーリタイアに近付くことが可能です。パワーカップルといえば、年収700万円以上の二人が男女で稼いだ場合になります。年間500万円は楽勝で貯蓄することが可能です。たった10年で5000万円になります。パワーカップルで月20万しか使わない人たちもいますので、それを考えたら年間750万貯蓄することも可能かもしれませんね。年間500万円程度であれば月40万使っても大丈夫なわけですから、節約意識がなくても貯めることができそうです。
私たちのように年収500万円の夫婦でも月20万円に収めることができれば年間500万は楽勝で貯めることができます。
やはり、アーリーリタイアでも夫婦の力を合わせて稼いでするのが一番の近道な気がします。
40で一人頭3000万をためることができれば、アーリーリタイアも可能ですし、セミリタイアなら楽勝でいけそうです。
コメント