世の中のタワーマンションに対する認識違い

この頃、色々な雑誌とか見てて、タワーマンションに対する認識が間違っている記事だったりニュースが多いので今回はそこに突っ込んでみたいと思います。

でも、すべて常識で考えれば分かるんですけどね。

タワーマンションは値段が高い
高層階の方が値段が高い
外に出るのに時間がかかる
ゴミを持ってエレベータに乗る
タワーマンション住民は金持ちばかり

タワーマンションは値段が高い

まず、私が思う一番の認識違いがこれです。タワーマンションは値段は値段が高いです。これは、本当に認識違いです。タワーマンションは高くありません。タワーマンションはその地域のマンションの中で安いマンションなのです。でも、これも常識ですよね。だって、小さな土地にたくさんの住宅を作ることができるので、土地代の高い東京だとタワーマンションは安いマンションなのです。

これは、実際にマンションを購入しようと思ったことがある人なら分かるでしょう。低層マンションは、タワーマンション以上に高い場合がほとんどです。これは、当然で、低層マンションはタワーマンションと比べるとどうしても住宅が多く作れません。従って、土地代が大きく反映されてしまうのです。東京のような場所であれば値段は間違いなく低層マンション＞タワーマンションになります。

タワーマンションは、小さな土地にたくさんの住宅を作るのでその分土地代が安くなります。従って都心になればなるほど低層マンション＞タワーマンションになりますね。

高層階の方が値段が高い

これも大きな認識違いになります。高層階の方が値段が高いから低層階の人は・・・とかいう話題がありますが、まず根本的にそんなことはありません。タワーマンションは階よりももっと重要なものがあります。それが角部屋かどうかです。また、タワーマンションによって違いますが方向によっても値段が大きく違うことがあります。つまり、高層階イコール値段が高いわけではまったくありません。最上階と最上階から一つ下ぐらいはプレミアムフロアになっている場合はありますが、他は基本的には値段はそこまで変わりません。もちろん同じタイプであれば高層階の方が値段は高いのですが、50階建てのタワーマンションだと1階20万円か30万円程度の差しかない場合が多いです。つまり、3階で6000万円だったら50階7440万円程度です。この程度の差ははっきりいって大したことがないといえるでしょう。3階の隣の部屋が角部屋だったら普通に8000万以上することもあります。

また、近年タワーマンションの低層階が人気になっていることもあり、高層階と低層階の値段の差が徐々になくなりつつある傾向もあります。

タワーマンションの低層階の人気化はなかなかすごいですね。この頃1階の差が10万円とかの物件も出てきていますね。

外に出るのに時間がかかる

外に出るのに時間がかかるという話もあります。これもほぼ嘘になります。個人的にはエレベータを待ったことはほとんどなく通勤時間帯の一番混んでいる時が少し待つかな程度になります。タワーマンションは大体エレベータが低層階・中層階・高層階のように分かれているのでエレベータ待ちはそんなに長くありません。

また、当然ですが低層のマンションよりは多くの場合は外に早く出れるのではないでしょうか。低層のマンションは横の動きがその分長いです。それに比べてタワーマンションは縦の動きになるだけです。結局同じことなのです。それならば低層のマンションのように動くのではなくただエレベータに乗っている方が楽ともいえますね。

低層のマンションよりは楽な場合が多いでしょう。

ゴミを持ってエレベータに乗る

これもどこかの記事で見たのですが、すべてのタワーマンションではないですが、基本的にその階にゴミ捨て場があるのが基本になります。これはどちらかというと低層のマンションの方がゴミを持ってエレベータに乗るのではと思いますが・・・。

これは、タワーマンションではない場合が多いのではと思いますね。

タワーマンション住民は金持ちばかり

そして、最後の嘘がこのタワーマンション住民は金持ちばかりです。これは本当に嘘ですね。最初のやつにも通じますが、1LDKであれば3000万円程度の部屋は普通に存在しましたし、2000万円台でもいくらでもありました。過去形でしたのは相場が上がりすぎて今後はない可能性があるからです。2000万円台の部屋なんて年収300万円台でも買うことが出来てしまいます。言い方変えれば年収200万円の2馬力でも変えてしまうのです。

そして、その当時もし買っていて今売れば1000万円以上高く売れるので結果として金持ちになった可能性はありますが、大した収入もない人が住んでいる場合はけっこうあります。つまり、これが最大の嘘といえるのではないでしょうか。