不景気の株高
日経平均は、ついに2万円へ戻してきました。
今後の株について考えていきたいと思います。あくまでも、私の予想です。
ここまで簡単に日経平均が2万円を戻すのにはびっくりしました。ついでに、アメリカの株高はもっとびっくりしております。あれだけ感染者が多いのに
二番底へ向かうか
今、現在大体アナリストという名前の付く人の言葉を聞くと大体2番底へいくことを述べる人がほとんどです。日経CNBCで4月末までは必ず下げ続けると言った人がいましたが、その人はこの頃出て来なくなりましたね。面白いほど予想を外し続けております。
さて、私自身も2番底へ向かう可能性は十分にあると思います。17000円程度まで落ちていってもそこまでびっくりはしません。しかしながら、この頃思うのは皆が株が下げると思っている時はなかなか株は下がらないということです。今、大抵の材料については悪材料出尽くしになっていることが非常に多いです。今後株価が下げるにはもっと大きなインパクトがあることがなければなかなか下げずらい状況にあるのかなと感じています。
日銀が定期的に購入しているのも、十分にインパクトがあるのかもしれません。
皆がもう大丈夫かなと思ったところで大きな下落があるか
つまり、皆が大丈夫かなと思ったところまではなかなか下落しないのではないかと思います。つまり、緊急事態宣言が解けたあたりに逆に大きく下げていくようなストーリーを予測しています。実際のところ、緊急事態宣言が解けても当分の間は景気は冷え込んだままです。そう簡単に回復をしていくストーリーは見えません。
外食産業は全滅でしょうし、アパレルも全滅です。旅行関係も全滅です。これは、緊急事態宣言が解除されてもはっきりいって当分見込みがない業態といえそうです。
それ以外にも自動車産業もかなり冷え込むことが想定されます。電気産業も怪しいでしょう。そして、このあたりが崩れればIT関連も落ち込みます。そして、人材派遣業も落ち込むでしょう。
このあたりを株価が織り込んでいくにつれて、株価は下がっていくことになると思うので、緊急事態宣言が解除されるまでは、株価は強いことが続く気がします。強いといっても20000円を大きく超えるのは非常に難しいとは思いますが・・・。
緊急事態宣言が、続いている状態であれば、その解除を期待して株価はなかなか下がらない気がします。
REITについては・・・
REITについては、一時大きく下げましたね。個人的には、私が資産を大きく回復できたのは、REITを低い時に仕込めたのが大きな要因でした。
REITの中でも物流系と住宅系REITの値段はほとんど下げておりません。もうほぼ値を戻してきております。下げているのは商業系とオフィス系がまずまず下げて、ホテル系はかなり下げているのが現状といえそうです。下げている順番でいえば、ホテル系>商業系>オフィス系となります。
REIT指数が戻すには、このあたりがどれぐらい戻すかが注目になります。個人的には、ホテル系はさすがに当分の間きつそうです。商業系とオフィス系は十分にリターンは期待できるとは思うので、仕込むのもいいかなとは思っていますね。
一時REITは関係なく下げてましたが、今はしっかり投資法人ごとにみられている状況になります。
不景気の株高はどこまで続くか
不景気の株高は、今までもよくあったことです。これは、金余りの状況がそれを生んでいるともいえます。まだまだ、個人投資家にも余裕がある人は多くいます。
そして、現在の経済政策はアメリカを中心に金余りの政策をさらに助長しております。従って当分の間は、株高というか下げてもすぐに戻す展開が続くことを予想します。
そして、皆が安心したあたりで大きく下げるというのが、今後の相場の予想となります。
2番底どころか底抜けする可能性も十分にあるとは思います。底値をPBRで判断している人がいますが、それはあまり参考にならない気がします。銀行株を中心にPBR1倍未満どころか0.5倍未満の株価だらけですので。
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